結婚を後悔してしまう理由とは?後悔しないためのポイントも紹介

「結婚したことを後悔している」

既婚者である先輩や後輩、同僚、友人などから、結婚生活の愚痴を一度は聞いたことがある人も多いはず。幸せいっぱいの生活を夢見て結婚したはずなのに、彼らはなぜ「後悔」してしまうのでしょうか。

今回は、男女別に結婚を後悔してしまう理由を紹介します。そのうえで結婚を後悔しないための心得と結婚相手選びのポイントについても解説しているので、未来の自分が結婚で後悔しないために、ぜひお役立てください。

目次

結婚を後悔したことがある人の割合

周囲から結婚生活の愚痴を聞く機会もあるかと思いますが、まずは世間的にはどのくらいの人が結婚を後悔しているのか。その割合を見ていきましょう。
少し古いデータですが、リクルートブライダル総研の「離婚に関する調査(2016)」によると、別居を考えたことがある人は42.9%、離婚を考えたことがある人は47.8%。いずれも約半数近くがパートナーと離れたい、つまり「結婚を後悔したことがある」ことが窺えます。

結婚を後悔したことがある人とそうではない人の割合は、ほぼ半分。周囲に愚痴を言う人が多いと、結婚に対してネガティブな印象を抱きがちですが、上記からは半分以上の人が結婚生活に満足しているということが見てとれるでしょう。

それでは残りの半数の人はいったいどんな理由で結婚を後悔しているのでしょうか。男女別に「結婚を後悔しやすい理由」について紹介します。

妻が結婚を後悔しやすい理由

女性が結婚を後悔しやすいポイントは下記のとおりです。

  • 夫が家事育児に非協力的
  • 性格や価値観が合わない
  • 義実家との相性が悪い
  • 夫が高圧的な態度をとる・暴力を振るう
  • 夫が不貞行為を働いている

令和の時代になっても「家事育児は女性の仕事」という古い価値観を持っている男性も少なくありません。そのため、世間的には男女平等が叫ばれていたとしても、実際には家庭における負担は女性の方が多いというのが現実です。その価値観の違いにより、結婚したことに対して後悔する人も多くいます。

また義実家との相性が悪いというのも後悔の多い点でしょう。夫が味方になってくれないとなると八方塞がりになるため、二度と義実家との交流を持ちたくないという人も。他にもDVや不倫といった行動を取るパートナーに深い傷を負わされると同時に激しい後悔を覚える人もいます。

夫が結婚を後悔しやすい理由

続いて男性が結婚を後悔しやすいポイントを見ていきましょう。

  • 性格や価値観が合わない
  • 独身時代よりも、時間的・経済的自由が少ない
  • 妻に小言を言われる・怒られる
  • 妻が子どもにかかりっきりで家庭内での存在意義を見いだせない
  • 妻が不貞行為を働いている

「名前のない家事」という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんが、家庭内を快適に保つためにはさまざまな「やること」があります。子どもができれば「やること」はさらに増え、当然ですが養育費もかかるので、結婚前に比べると自分で好きに使える時間やお金は減っていくもの。

また女性は多くのことに気付きやすいので家事育児において主力になりやすいですが、男性は妻が忙しく動いてる姿を風景としか捉えていないことが多々あります。妻側としては「見てれば分かる」ことですが、男性には分からない。この認識の違いにより、妻から小言を言われたり、怒られたりして、結婚を後悔する人も多くいます。

他にも妻側の理由と同様に、子ども中心の生活になったために無視される、強くあたられるなど、ある種のDVに似た行動や、妻の不貞行為により結婚を後悔する人も多いようです。

結婚で後悔しないためには

結婚で後悔している人が半数にも上ると聞くと、「結婚しなくてもいいや」という気になるのも否めません。しかし、裏を返せば残りの半数の人は「普通」もしくは「幸せ」な結婚生活を送っているということ。そのため、結婚に対して絶望感を持つのは早計です。

ではどうすれば普通もしくは幸せな結婚を送れるのか。それは結婚に対して、「ゴールではなく2人の生活の始まりである」という意識を持つことが重要です。生活を見据えたうえで、相性の良い人を選ぶと、結婚における後悔を最小限に留められるでしょう。

後悔しない結婚相手選びのポイント

結婚で後悔するか否かはパートナー選びにかかっているといっても過言ではありません。しかし、どういった人を選べば良いのかが分からないという人は多いことでしょう。人それぞれで相性が異なるので一概にはいえませんが、パートナー選びにおいて下記のような点は共通して意識しておきたいポイントです。

  • 価値観が合うかどうか
  • 自立心があるかどうか
  • 無償の愛を注げるかどうか
  • トラブル時に話し合いができるかどうか
  • 思いやりがあるかどうか

結婚はあくまで共同生活です。どちらか一方に負担やストレスがかかる家庭では、後悔が生まれやすくなります。しかし、お互いが同じ方向を向き、思いやりを持てる夫婦の場合は後悔するどころか、末永く幸せな結婚生活を送れる可能性が高いでしょう。

価値観が合うかどうか

結婚生活は新居探しからはじまり、家具家電の購入、妊活をはじめる時期など、大小さまざまな「決定」の連続です。戸籍上は夫婦になったとしても、元は他人同士。お互いの価値観が合わない、もしくは尊敬できないとなると、生活のなかで衝突が絶えない家庭になります。

そのため、できるだけ価値観が似ている人を選ぶのがポイント。パートナーと価値観が似ていない場合は、相手の意見や考えを尊重できる人でなければ長く幸せな生活を送ることは難しいため、後悔する可能性が高くなります。

夫婦生活の価値観もとても重要

夜の夫婦生活についての価値観も結婚生活を円滑に送るためには重要なポイントとなります。たとえば回数。週に1回で満足する人もいれば、月に1回で十分な人もいるでしょう。特に女性の場合は、仕事と家事・育児と負担が大きくなりやすいので、「夫婦生活よりも寝たい」と考える人も多いでしょう。

しかし、そのままにしておくとセックスレスとなり、寂しさを覚えたパートナーが不貞行為を働くことも考えられます。離婚原因としても多く挙げられる点なので、恥ずかしいことと思わずに積極的に価値観の擦り合わせをしてみましょう。

自立心があるかどうか

男性だと「家事が楽できるから」、女性だと「養ってもらいたい」といった自分本位な理由を結婚に持ち込むと後悔しやすくなります。これは片方に負担やストレスがかかる考え方なので、今すぐやめましょう。

家庭はお互いに支え合っていくものです。どちらかに依存する形では、一見成立しているように見えても、砂の城と同じで遅かれ早かれ崩壊するでしょう。

特に経済的に依存度が高いと、病気やケガで収入が途絶えた際に大きなトラブルとなります。お金がすべてではありませんが、お金がないと心が貧しくなり、家庭内がギスギスしやすくなるのは事実です。精神的にも不安定になりやすいので、経済的にはもちろん生活面でも自立した人を選ぶのが吉でしょう。

無償の愛を注げるかどうか

日本人の平均寿命は男性が約82歳、女性が約88歳です。たとえば30歳で結婚したとして、生涯同じ人と過ごすとなると50年以上、生活を共にすることになります。当然ですが、50年間ずっと波風立たずに平穏に過ごせることはないでしょう。

ケガや病気では家事の負担が偏ったり、意見の食い違いや些細なことでの喧嘩したりといったトラブルがおきることも往々にしてあります。そうした事態が発生した際に、見返りを求めずに支えたいと思える相手かどうかはとても重要なポイントです。

トラブル時に話し合いができるかどうか

トラブル、特に意見の食い違いや喧嘩において、「私が正しい」「私は悪くない」と相手の意見を聞きもせずに自分の意見を譲らない人は、パートナー候補から外すのがおすすめ。家庭内の空気が悪くなるだけでなく、次第に自分の気持ちを我慢して相手の気持ちを優先する生活がはじまります。すると、喧嘩にならないように日常的な会話すらしなくなることも・・・。

夫婦とは共に笑い、ときに怒り悲しみ、問題がおきれば一緒に解決に励む「運命共同体」です。その共同作業に、会話は必要不可欠。トラブルが起きたときでも同じ方向を向いて、より良い解決策を導き出せるように話し合える人を選ぶようにしましょう。

思いやりがあるかどうか

前述した無償の愛は大きなものですが、日常の小さな場面でも思いやりが持てるかどうかはとても重要です。たとえば、仕事に行く際に必ず「いってらっしゃい」の声かけをしたり、共働きの場合は家事は半分にしたり。食事のあとは必ず夫婦2人で1日の出来事を話し合うなど、どんな小さなことでも大丈夫です。日常の何気ない風景においても思いやりを発揮できるかどうかにフォーカスしてみましょう。

相手を想っていることが伝わるかどうかで、お互いに感じる満足度が違ってきます。反対に満足度が低くなると、どちらかの負担が大きくなったり、外に刺激を求めたりといった問題行動が出てきます。そうなると、結婚したことを後悔しやすくなるので、お互いに思いやりを持てる相手を選ぶことをおすすめします。

後悔しないために!結婚前の注意点

結婚後に「こんなはずじゃなかった・・・」とならないためにも、独身時代には下記の点に注意しておくこと

  • うっかり妊娠は避ける

今や授かり婚は珍しくありませんが、結婚を予定していない相手との間に子どもができてしまうと、ネガティブな理由で結婚生活をスタートすることになります。パートナーと子どものために腹を括れるのであれば良いのですが、「仕方なく結婚した」という気持ちは結婚生活のなかで態度に出てきます。その態度が原因で、家庭内がギスギスすると後悔の念を持ちやすくなるでしょう。

  • 独身時代を謳歌する

結婚生活では時間やお金など、ある程度の制約が出てきます。独身時代に十分遊んだあとであれば我慢できることでも、遊び足りていない状態だと「まだ遊びたい」と家庭よりも自分の娯楽を優先することに。そうなると特に子どもができてからは、パートナーにしわ寄せがいくので衝突の原因になりやすく、喧嘩の絶えない家庭になる危険性が出てきます。

  • 結婚に求めるものを明確にする

子どもがほしい人もいれば、ただただ安心できる場所がほしい人など、結婚を通じて得たいものは人それぞれです。その得たいものによって、パートナーに求めることも変わってくるでしょう。ただし求めすぎはNG。一方が求めてばかりだと、パートナーに負担がかかり不満が溜まり、後悔する道に進む可能性が高くなるため、結婚に求めるものに優先順位を付けて2〜3個ほどに絞っておくことも大切です。

まとめ

結婚で後悔している人は多いですが、同じくらい結婚に満足している人がいるのも事実です。周囲の人が結婚に対して愚痴しか言わないのは、ノロケよりも愚痴の方が共感性が高く、話が盛り上がるから。ほとんどの人が周囲に話を合わせているだけでしょう。

ただし、なかには本心から愚痴を言っている人もいます。結婚生活におけるトラブルの原因は会話が足りなかったり、思いやりが足りなかったりとさまざま。各家庭で考えられる原因は異なりますが、パートナーとの相性が悪いということも大きな原因の一つです。
つまり、後悔の多い結婚生活を送らないためには、結婚生活を見据えたパートナー選びが大切であるということ。つくしブライダルでは脳科学や心理学を用いて、お相手探しをサポート。本当に相性の良いお相手をご紹介いたします。幸せを感じられる結婚生活を送りたい方はぜひ一度、無料相談にてお話をお聞かせください。

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