結婚平均年齢は何歳?早婚と晩婚のメリット・デメリットも紹介

晩婚化が進む昨今。実際、皆が結婚している年齢はいったい何歳なのでしょうか。今回は、結婚の平均年齢から見る、最適な結婚のタイミングを探っていきます。

また、結婚が早い場合と遅い場合のメリットやデメリットについても紹介しているので、これらを参考に理想とする結婚年齢を模索してみましょう。

目次

日本の平均結婚年齢

まずは日本の平均結婚年齢から見ていきましょう。晩婚化が進んでいると言われるなかで、実際は平均して何歳くらいで結婚しているものなのでしょうか。

初婚の場合

厚生労働省が発表したデータによると、令和2年の日本の平均初婚年齢は、下記のとおりです。

男性女性
31.0歳29.4歳

都道府県別のデータも公開されていますが、ほとんどの県で上記との差はありません。ただし、東京都だけは男性が32.1歳、女性は30.4歳となっており、男女ともに平均年齢が少し高めです。

また、10年前の平成22年の初婚平均年齢は男性30.1歳、女性28.5歳となっており、厚生労働省の同資料によると、妻の初婚年齢は下記のように多様化を見せていることから晩婚化が進んでいると言えるでしょう。

再婚の場合

再婚の場合は少し複雑です。同じく厚生労働省が公開している平成27年のデータによると、それぞれのケースにおける平均結婚年齢は下記のとおりです。

ケース
夫が初婚で妻が再婚35.6歳35.9歳
夫が再婚で妻が初婚39.1歳33.0歳
夫も妻も再婚46.0歳42.8歳

データによると、10年前の平成17年では、各ケース男女ともマイナス1~2歳となっているため、初婚に限らず結婚全体の平均年齢が上がっています。

海外の平均結婚年齢

ちなみに2019年(平成31年)の世界の平均初婚年齢はこんな感じです。

男性女性
スウェーデン36.7歳34.1歳
イギリス33.7歳31.8歳
韓国33.3歳30.5歳
オーストラリア30.7歳29.3歳
アメリカ29.8歳28.0歳
イスラエル27.3歳24.9歳
参考元:GLOBAL NOTE

「結婚」は文化によって考え方が変わります。たとえば結婚平均年齢が高いスウェーデンではそもそも婚姻率が高くありません。その背景には日本よりも事実婚の考え方が浸透していることが挙げられます。スウェーデンでは事実婚でも結婚と同様の権利を得ることもできるため、「結婚」という形にこだわらなくても良い文化があるのです。

そのため、結婚する年齢が高い傾向にあり、このように各国の平均結婚年齢にはその国の文化や制度などが反映されています。

出産年齢

子どもが欲しいと考える場合は、結婚が出産の年齢に大きく関係してくるため、それを考慮して結婚する年齢を考える必要があるでしょう。厚生労働省の資料によると、令和2年の出産年齢は、30~34歳が最も多くなっていますが、これを出生別で見て行くと、第1子は25~29歳で出産する人が多く、第2子は30~34歳、第3子以上も30~34歳となっています。

年齢第1子第2子第3子以上
19歳以下6,18172839
20~24歳45,43317,3813,936
25~29歳131,49864,84921,455
30~34歳127,490121,93654,008
35~39歳64,43979,93951,944
40~44歳16,76218,66212,475
45歳以上736531409
総数392,540304,026144,266

そもそも第1子、第2子はそれぞれ30万人以上いるのに対して、第3子の出生率は半分以下です。これには晩婚化の影響もあり、子供は2人にとどめる家庭が増えていることが影響しています。

結婚は早いほうが良い?

出産のことを考えると結婚は早いほうが良いとなりがちですが、結婚生活全体を考えると「早いほうが良い」とは言い切れません。ここでは結婚が早い場合と遅い場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。

結婚が早い場合のメリット・デメリット

20歳以下もしくは20代前半といった若い年齢で結婚した場合、下記のようなメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
出産に関するリスクが比較的低い体力があるうちに子育てをスタートできる出産・子育てにおいてキャリアへの影響が取り戻しやすい離婚しても再婚のチャンスが巡ってきやすい働き盛りのうちに子育てを終えられる経済面で不安が大きい同世代の友人と遊べなくなる場合によってはキャリア形成を諦める必要がでてくる

日本では職種や所属企業にもよりますが、終身雇用の崩壊やIT化の遅れなどが原因で、給与はほぼ上がらないという現象が起きています。特に若い世代は、なかなか給与が上がらないというのが現状でしょう。

結婚出産は夢物語ではなく、生活です。その生活を送るうえでお金は非常に重要な要素です。共働きで子供がいない家庭の場合は、低収入でもやっていけますが、子どもができると否応なしに出費が増えます。そのため、若いうちの結婚、特に子どもをもうけた場合は経済的なデメリットが大きいと言えます。

しかしその反面、早いうちに子育てをスタートできるので、子育てが終わる頃にはまだまだ現役であることも多いでしょう。そのため、セカンドライフを楽しめるといったメリットもあります。また子育て中においても体力があるので、子どもを色んなところに連れて行ったり、行事に積極的に参加したりと充実した子育てライフを送りやすい傾向にあります。

結婚が遅い場合のメリット・デメリット

一方で一般的に晩婚だと言われる35歳以降に結婚した場合は、下記のようなメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
経済的に余裕がある精神的にも余裕があるので、夫婦喧嘩になりにくい遊び盛り、働き盛りの独身時代を謳歌できる子どものことで悩む生活基盤を作るのが大変

結婚が早い人に比べて結婚が遅い人は、遊びも仕事も充実した独身時代を送っている場合がほとんどです。それらが一区切りついた段階で、結婚・出産に至るので、「もっと遊びたいのに」「もっと仕事したいのに」といった焦りが生まれにくいといったメリットがあります。

しかし、結婚生活や子育てにおいて金銭的にも気持ち的にも余裕を持ちやすい反面、年齢を重ねることによって子どもができにくくなるのも事実。不妊治療などで苦労する人も多くいるようです。また、長らく「自分のスタイル」で生活してきたため、相手との生活スタイルの擦り合わせに苦労する面も多いといったデメリットも挙げられます。

結婚適齢期はいつなのか

一般的な結婚の平均年齢は先にも紹介したとおり、男性31.0歳、女性29.4歳ですが、30歳前後で結婚したからといって幸せになれるわけではありません。大切なのは結婚する「年齢」ではなく、結婚する相手との「相性が良いかどうか」です。

年齢に捕らわれて結婚を焦ってしまうと「結婚」がゴールになってしまうことが多く、結婚してから後悔する可能性が高くなるので注意が必要です。理想の年齢で結婚に踏み切るにしても、相手との価値観や性格的な相性を見極めてから、結婚を決めることをおすすめします。

しかし、交際時に相性が良いと感じても、実際の生活になると相性が合わなくなることも珍しくありません。つくしブライダルでは、長い結婚生活を見越したうえで、相性の良い相手を脳科学によって導きだします。また、ご成婚退会後から3年間は無料で幸せな結婚生活を実現するためのバックアップを提供。結婚生活における不安を解消し、”幸せ”な共同生活が送れるようにサポートいたします。年齢に捕らわれることなく、”幸せ”な結婚を実現したい方は、ぜひ一度、無料相談でお気持ちをお聞かせください。

まとめ

自分が結婚したいと心から思える人に出会えて、その人との結婚が実現した年齢が自分とっての「結婚適齢期」です。国が発表している結婚の平均年齢は参考になりますが、惑わされる必要はありません。

周囲から結婚のプレッシャーをかけられたとしても、自分の気持ちがついてこないときは無視してOK。自分のための理想の結婚を実現することにおいて、年齢はさほど問題ではないことを心に刻んでおきましょう。

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